営業活動をしている中で、メール配信は多くの企業で利用している営業ツールです。
特に新規営業をしている企業はマーケティング担当者が中心に商談を見つけるためにメール配信を有効的に活用しているのではないでしょうか。
しかし、中にはメール配信をまだまだ有効活用できていない企業も少なくありません。
新型コロナウイルスの影響もあり、対面での営業が制限されるような今は、メール配信を営業ツールとして有効活用する事は、営業にとって必須になってきているのです。
- メール配信の活用方法がいまいち分からない
- 営業を効率化する手法に悩んでいる
- 商談数を増やしたいが方法が分からない
このようなお悩みの方向けに、メール配信を活用して商談を獲得する方法をご紹介します。
しかも、営業の効率化にもつながります。
メール配信を行うメリット
まずはメール配信を活用するメリットはどのような事があるのでしょうか。
結論から言うと、営業活動が効率化でき、商談数も今よりは獲得できる可能性が増えます。
営業マンにとって、商談数を獲得する事は非常に労力が必要になります。
商談相手が、新規顧客であろうが、既存顧客であろうが営業マンが提案して、すぐに検討してくれる人は多くはありません。
営業マンにとって、商談が少ない状態は不安になり、頑張って商談を探してもなかなか見つからないとモチベーションも低下してしまいますよね。
このような、営業マンにとって苦労する商談の獲得をメール配信を利用することで効率的に行う事ができるようになります。
例えば、商談を獲得するために、100件の顧客に提案をする場合、すべてに提案をしていると相当時間がかかります。メール配信なら、リストさえあれば一瞬で100件のリストに商品の紹介が出来ます。
もちろんメール配信をしてもすべての人がそれを見てくれるわけではありません。
メール配信は、内容にもよりますがクリック率が、約20%ぐらいです。
100人にメール配信で送信すれば、20人は見てくれる可能性があるのです。
これが、1,000人にメール配信で送信すれば、200人に見てもらう事ができるのです。
このように、配信リストが多ければ多いほど、見てくれる人を増やしていく事ができるのです。
営業マンのモチベーション低下を防ぐことができる
もちろん対面で、じっくり提案したほうが検討してくれる可能性が高いですが、営業マンによっては新規営業で、毎回相手にされずにモチベーションがどんどん低下してしまうような営業マンもいます。
新人営業で毎日飛び込み営業やテレアポをさせていると、1年後には辞めてしまっているようなケースは多いと思います。
そのような営業のモチベーションを低下させるような事をするぐらいなら、メール配信を活用して、商談を見つける活動をした方が、効果的なケースも多いのです。
商談獲得にはタイミングが重要
営業マンがいくら提案をしても、なかなか顧客をその気にさせることは、難しいです。
例えば、あなたは車をもっているのに、営業マンが提案をしてきても検討はしませんよね。
これが、たまたま車が壊れたタイミングや、車検が近づいたタイミングなどになると、もしかすると検討するかもしれませんよね。
このように、商談を獲得するためには、タイミングが重要で定期的に営業マンが顧客に提案をしていればいいですが、それは不可能ですよね。
このようなケースもメール配信なら定期的に情報提供ができるので、タイミングが合えば、検討し相談をしてくれる可能性が高まるのです。
今までの営業活動にプラスで出来る
メール配信は情報提供する内容を考える必要はありますが、その内容を考えてしまえばあとは配信して状況を見るだけです。
メール配信の内容を1日考えればそれなりに内容はまとまると思います。
1日のロスで、もってるリストすべてに情報提供ができ、それ以外は今まで通り営業活動ができるのですから、例えメール配信で、成果がゼロだとしてもあまり営業活動には影響がありません。
今まで通り営業活動は出来るのであれば、メール配信で1件でも商談が出来ればそれで効果はあったことになるのです。
メール配信の活用方法
先ほど書いたように、やった方がメリットが大きいメール配信ですが、実際にどのような活用をすればいいかをご紹介します。
メール配信で代表的なツールとしては、MAツールがあります。こちらは「マーケティングオートメーション(MA)とは?【新規営業をやるなら必須ツールです】」で詳しく紹介していますので参考にしてください。
MAツールはメール配信以外にもマーケティング活動に便利な機能があるのですが、その分価格も高額になります。
今回はMAツールまでは活用しなくても、メール配信だけで出来る活用方法について紹介します。
これでも、十分効果は実感できると思います。
開封状況を確認しながら電話でのフォローを入れる
メール配信には相手がそのメールを開いたかどうか開封確認ができる機能があります。
相手がメールを開いたのが分かれば、そのメールの内容を見ている可能性が高いので、後日電話でフォローを入れる事がピンポイントにできるようになります。
メールを見て、少し興味をもっているようであれば、電話でフォローする事でタイミングよく商談が発生する可能性が増えていきます。
リストの上から下まで、テレアポを入れることを考えれば、効率的に電話での営業が可能になるのです。
ホームページへの誘導を行う
メール配信で、ホームページに誘導する事で、ホームページから問い合わせをしてくれる可能性が増えます。
また、メール配信には本文中のURLをクリックしたかどうかもわかる機能があります。
例えば、メール本文に「商品についての価格はこちら」とホームページの価格ページへのURLをつけてメール配信すれば、それをクリックした人が誰なのか?営業は把握することが出来ます。
わざわざメールを開いて、価格ページのリンクをクリックするという事は、その顧客はあなたが案内した商品に興味をもっている可能性が高くなります。
そのような顧客にピンポイントで営業が電話でフォローする事で、商談獲得の確率を更にアップさせることが出来るようになります。
ステップメール機能を利用する
ステップメールは、メール配信によくある機能の一つですが、メールを最初に送信して、3日後、10日後に違うメールを送信するような事も可能です。
また誕生日に合わせて、自動的にメール配信をおくるような事も出来るサービスもあります。
定期的にメール配信を送りたい場合は、このよなステップメールの機能を利用する事で、効率的にメール配信を行う事ができるようになります。
メール配信は迷惑に思わない?
営業を行っていると、メール配信ってなんだか迷惑に思われて、かえって逆効果ではないか?と思われる方もいるかと思います。
しかし、だからといって何もしないのであれば、もちろん商談なんて勝手に獲得はできません。
更に、わざわざ電話や訪問して、営業が提案をしてくる方が、よっぽどメール配信より迷惑に感じる人が多いのではないでしょうか。
もちろんメール配信はうっとしいと思う人はいると思いますが、新規の営業であれば、もともと取引もしていない会社の人がそう思ったとしても、あなたの会社の売り上げが落ちるわけではありません。
もし既存の顧客にメール配信をするのであれば、事前にメールで情報提供をさせてもらう事に了承してもらっておけば、特にうっとうしいと思うような人はほとんどいないと思います。
メール配信で成果を出すためのポイント
メール配信にも成果を出しやすくすためのちょっとしたテクニックはあります。
メールタイトルは重要
メール配信を行う場合は、メールのタイトルが重要です。
メールソフトで、メールを受信するとタイトルが一番に目につくと思います。
タイトルに興味をもてば、そのメールを開く可能性が高まるのです。
顧客が思わずクリックしてしまいそうなタイトルでメール配信する事でそのメールの開封率が大幅に変わってくるのです。
まずは、開きたくなるタイトルを意識してメール配信の内容を考えていきましょう。
ターゲットを絞り込む
メール配信のリストがあるのであれば、ある程度そのリストをセグメント分けするのをお勧めします。
例えば、年齢別や役職別など可能であれば、ターゲットを絞り込むためのセグメント分けをしておきましょう。
ターゲットを絞る事で、メール配信の内容をそのターゲットに合わせて作成することができるので、よりターゲットの興味がある内容を提供できるようになります。
今あるリストがそのような情報がなく、セグメント分けが出来ないのであれば、例えば経営者向けのメール配信を送信してみて、それを開いた人をリスト化するようにすれば、そのリストは経営者向けの内容に興味があるリストが作れてきます。
配信を繰り返しながら、反応を見てセグメント分けをしていくのも良いかと思います。
おすすめメール配信サービス
メール配信にはいろいろなサービスがあります。ここではお勧めのメール配信サービスをいくつかご紹介します。
ブラストメール
国内NO1の実績のブラストメールです。
ブラストメールのいいところ
操作が簡単で、直感的に誰でもきれいなデコメールが作成できる所が魅力です。
機能も豊富で、開封確認や本文中のURLをクリックしたかどうかなど確認することが可能です。
価格も、3000円/月から利用ができるので、失敗リスクがほとんどありません。
(初期費用は10,000円が必要です。年契約の割引もあります)
無料のトライアルは7日間と少し短めですが、7日間終了後は自動で料金が発生することも ありませんので、安心して試すことが出来ます。
導入社数8,100社超のメール配信システム【ブラストメール(旧ブレインメール)】
アスメル
ステップメールを使いたい場合は、このアスメルがお勧め。
アスメルのいいところ
アスメルは、低価格でステップメールが活用できます。
価格は初期費用15,980円で、月額費用は3,333円。
無料体験などの準備がないところが残念なところにはなりますが、ステップメールを利用したい場合は、まずはアスメルを検討する人が多いです。
まとめ
メール配信は、営業活動を効率化するだけでなく、商談を獲得する手段として有効活用ができる便利なツールです。
今は新型コロナウイルスの影響もあり、対面での商談が難しいケースも多くなっています。
非対面でも効率的に商談を獲得するための、メール配信は今はどこの企業でも導入して活用していく必要があるのです。